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「彩の国 競技者・指導者育成プログラム 2030」 U12 研修練習会 

更新日:10 分前

 代表理事太田千瑞が先日「彩の国 競技者・指導者育成プログラム 2030」 U12 研修練習会にて、小学生の強化選手に向けて「メンタル講座」を行いました。どのような内容を提供したか、当日の概要をお知らせします。


 今回の講座では、アスリートキッズを対象に「安心スイッチ」をテーマとしたセルフコンディショニングプログラムを実施しました。成長期の子どもたちは、身体能力が伸びる一方で、試合前の強い緊張や不安、失敗への恐れなど、心の揺れも大きくなりやすい時期にあります。そこで本講座では、“緊張をなくす”ことを目標にするのではなく、「自分で整えられる感覚を育てる」ことを目的に、三本柱で構成しました。



 第一の柱は「安心スイッチとなる合言葉づくり」です。緊張場面で自分を落ち着かせる短い言葉を一人ひとりが考えました。例えば「大丈夫、準備はできている」「いつも通りでいい」など、自分の経験に根ざした言葉を選ぶことで、単なるポジティブ思考ではなく、身体感覚と結びついた“心のアンカー”をつくります。言葉を声に出しながら呼吸と合わせる練習も行い、実際の試合場面で使える形に落とし込みました。


 第二の柱は「朝のルーティンづくり」です。試合当日だけでなく、日常から覚醒水準を整える習慣を持つことが重要です。起床後のストレッチ、呼吸3回、合言葉を唱える、姿勢を整えるなど、3分でできる簡単な流れを設計しました。「失敗は成功のもと」「推しの曲を聴く」など、グループ内での意見もかなり活発に出ている様子が印象的でした。

 毎朝同じ行動を繰り返すことは、脳に“いつもの状態”という安心感を与えます。ルーティンは心を安定させる土台であり、パフォーマンスの再現性を高める鍵でもあります。


 第三の柱は「ヨガの実践」です。呼吸と体幹を中心としたシンプルなポーズを行い、身体から心を整える体験を重視しました。特に、吐く息を長めにする呼吸法や、軸を感じるバランスポーズを通して、「今ここ」に意識を戻す練習を行いました。子どもたちは、緊張が“消える”のではなく、“波が小さくなる”感覚を体験し、自分で切り替えられる手応えを得ていました。

 がっこうヨガの醍醐味である、ペアポーズでは、日頃、切磋琢磨する仲間とのつながり、初めて出会う仲間との心の距離が縮まった様子が見られました。



 このように、 言葉(合言葉)、習慣(朝のルーティン)、身体(ヨガ実践)という三方向からアプローチすることで、単発のモチベーション向上ではなく、継続可能な自己調整力の育成を目指しました。


 感想や質問の場面では、「成績が伸び悩んだ時」「試合の直前に絶対これ!というヨガポーズは?」という話題で盛り上がりました。勝つためのメンタル強化ではなく、「どんな状況でも自分に戻れる力」を育てること。それが今回の講座の核心です。そのメッセージが伝わった瞬間でした。



 資料の一部




 



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