特別講座 「発達サポートヨガ講座」
- gakkouyoga
- 2024年7月4日
- 読了時間: 4分
更新日:2024年9月9日
1日でASD/ADHD などの神経発達症の子ども向けヨガクラスを教えられるようになる
特別講座が開催されました。
発達サポートヨガという言葉は、書籍発刊時に「特別支援教育」への導入を見越して作られたものです。

現在、多くの地域で、特別支援学級・通級・放課後等デイサービスにおけるヨガクラスがなされるようになりました。
しかし、「子供達が興奮して落ち着かない」「できないポーズが多すぎてどのように教えたら良いか分からない」「騒がしくなってしまい、難しいと思って、クラスが継続しない」「子どもの特徴に合わせたヨガクラスをしたいが知識を活かしきれていない」というお声も頂戴します。
そこで、10年以上特別支援教育にてヨガクラスを実践し、研鑽を深めてきた代表理事太田千瑞と新しく理事になられ、多くの神経発達症の研究をなさっている自治医科大学門田准教授を特別ゲスト講師に迎えてかなり充実した1日の研修となりました。
2024年版 ”発達サポートヨガ講座”の魅力!!はこちらから
①実際の実践例を伺うことができる!
過去の受講生であり、実践を積み重ねておられるキッズヨガインストラクターの実践報告
多様な年齢や児童生徒の発達特性に合わせた工夫をお話いただきます。
②特別講義
自治医科大学門田准教授
テーマ
「ADHDや自閉スペクトラム症の不安・緊張とヨガの可能性
手先の不器用さや姿勢が悪くなることと不安・緊張は関連する!?」
ヨガが神経発達症の子どもたちの<何>の助けになるか、掘り下げて学びましょう。
○研修詳細
日時 2024年9月8日(日) 9時半〜17時(昼休憩あり)
参加方法 オンライン (zoom): アーカイブ3ヶ月
講師 太田千瑞 (過去の修了生のゲスト講話あり)
特別講師 自治医科大学門田准教授 (13時〜14時:1時間のご講義)


発達サポートヨガ講座内容
・発達サポートヨガとは?ねらいと目的
・特別支援学校や特別支援学級の子どもたちの特徴
・長期的なヨガの子どもへの効果をどのように捉えるか ・
放課後等デイサービスや学童・塾などでのヨガの活用のあり方
・実際のクラス①を体験しよう
・呼吸法を障害のある子どもや落ち着きのない子どもと楽しむ工夫
実践しよう①
・ロウソクの呼吸 ・ハチの呼吸 ・ヘビの呼吸
子どもが真似をしないときに行うヒント
環境設定 ・クラス分けの仕方 ・グループの分け方 ・部屋の構造化(大人同士の連携)
実践しよう② ・岩・猫牛・犬 ・星・木
実際の子どもの様子(「実践者に聞いてみよう)
シークエンスの捉え方
・感覚探究をしやすい子どもが多い場合
・ヨガゲームのタイミング
実践しよう③
・ゆらゆらストップ
・音を当てるゲームと音あつめメディテーションの考え方
◎実践している先生に聞いてみよう!
スペシャルご講義
・自治医科大学門田准教授のご講義
「ADHDや自閉スペクトラム症の不安・緊張とヨガの可能性
手先の不器用さや姿勢が悪くなることと不安・緊張は関連する!?」
・ブレイクアウトセッション:軸となるヨガポーズの捉え方
・姿勢制御のメカニズム
実践しよう④
・知的にゆったりの子どもへのヨガ ・ねじりのポーズの考え方
・ウォーミングアップとホームワーク
・子どもたちが好きなポーズ
まとめ
・「待つこと」と「信じること」
・ヨガカードなどのグッズの活用
<参加者の声>
・神経発達症は、ADHDと診断されても1人1人に症状の違いがあることからも、その子にとっての…また、その子を含めたクラス(環境)にとっての、ヨガ指導が必要。だからこそ、短期で結果を求めることなく、様々な引き出しを準備し、臨機応変な対応で子供達の小さな変化を拾い集めながら次のクラスに繋げていくのが大切なのではないかと思いました。
今日の講座を受けて、大人に伝えるアーサナを、また、違う角度から捉える事ができたようにも感じます。
さらに、学びを深めて、地域の学校にも広めていけるくらいに成長出来たら嬉しいです。
参考図書
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自立活動や体育の体つくり運動にご活用下さい。
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