top of page
執筆者の写真gakkouyoga

Summer School in さくらインターナショナルスクール




さくらインターナショナルスクールさんのSummer Schoolに、3つのテーマ「感情」「呼吸」「姿勢」 を意識したキッズヨガ&マインドフルスアートアクティビティーのSummer classを担当させて頂きました。


【Table set up / Provocation】

•夏にちなんだ花火や海、ひまわりのお花を飾りました。


•関連した絵本やお花など道具(Resource)を飾りました。

•Provocation … (子どもの好奇心、関心、興味を引き付けるという意味合いとして)






【始まりのチェックイン】


① 自己紹介の時間

・シールに名前と好きなフルーツを記入

・うちわシール/花火のシールを名前シールにデコレーション


②♪Hello, 〇〇 → Hello, Miyuki

•歌を歌うように、子どもたち一人ひとりの名前を呼び、最後に私の名前も読んでもらいます。


③♪Sit down you’re rocking the boat 

・マインドフルネスアンカーのように、身体をボート/船になりきり、身体に意識を向けていきます。お尻を床につけて、呼吸も吸って、吐いて。


※集まる時間の時は、この歌をクラス内で何度か歌うことで集まる合図になります。


④♪Are your legs closed song 

キッズヨガが始まる合図として子どもに意識を向けてもらい、クラスが一体感を感じられる雰囲気作りを心がけました。


⑤♪Let’s get started now / Finger play

•指を動かしていき、「にんじゃ」「カニ」「猫」「たこ」に、なりきります。最後手がパーになり、手の位置をすぐに最後太ももに置いて一呼吸するのではなく、身体ひとつ一つの部分にも触れていきます。


頭、目、口、耳、肩、腰、お尻の流れで、徐々に太ももに近づく流れがあり、身体意識や姿勢にも意識できる時間です。


〈子どもの様子〉

•二日目、歌を覚えてくれたこどもたちから、なんと手を置く位置のリクエストが!!人気の場所は、「おしり」みんなの笑い声が響いていました♪


※このように、一緒にクラスの空間・雰囲気を作っていき、一方的に進めるのではなく、インタラクティブ(お互いに対話をしながら)にコミュニケーションを取っていくことを大切にしています。


⑥♪Rock paper scissors / Finger play •ちょうちょの呼吸(深呼吸)


【心のチェックイン】


・心の天気の観察 (手袋シアター)


♪How the weather song

手を丸くしてスペシャルな眼鏡をかけて、空を見上げて今日の天気をみんなで観察していきます。そして、天気に例えて心の天気の様子も観察していきます。


•私たちの心は、天気と同じように自然に変化していきます。晴れの時もあれば、雨、くもり、雷、そして色々な天気を経験し、虹がかかる喜びも感じることも。


〈子どもの様子〉

•印象的だったのは、「虹」と伝えてくれた時、笑顔でパッと明るくなる表情になる子どもたちがいました。想像をしながら心の天気を伝えてくれた姿にすごく勇気をもらった瞬間でした。


【Kids Yoga time】


①♪Freeze song / 動物ストレッチのウォーミングアップ

•音楽に合わせて、フリーダンス・片足立ち・スキップ・回る・フリーダンスで心と身体を解放していきます。すべてのダンスの時に必ず止まる瞬間があり、フリーズして音楽にも耳を澄ませ、集中して今この瞬間に意識を向けていきます。



《海の探検隊になりきって、海に行こう!》♪波の音楽


③マインドフルウォーク/ 砂浜を歩いていきます


•ゆっくり足に意識を向けて、砂浜はどんな感触かな?


•冷たい・暖かい?耳を澄まして、何が聞こえるなか?


・ヤドカリのポーズ

・足指ジャンケン


④準備:海に入る前に

・海の呼吸

・Catch the bubbles 


⑤海の探検隊として、海に行ってきまーす!Let’s go!


・手でシュノーケリングゴーグルを作り、海の中を探検


・ヒトデのポーズ 


⑥♪5 little fishes song /サメと遭遇!


•魚になりきって、みんな逃げて~

サメになった私が、各子どもの名前を呼びキャッチ!


・ヤシの木のポーズ / 海風を感じながら片足立ち

・くらげの呼吸


⑦♪Sit down you’re rocking the boat

船/ボートになって座っていきます。


・Sharing time / 海で出会った魚

たこ・エイ・サメ…


・いるかの呼吸

・貝殻のポーズ


⑧外は夕暮れ 

♪Twinkle Twinkle Little Star


・仰向けでリラックス休息のポーズ


・風船の呼吸 

 目を閉じて、手をお腹に置いて、呼吸に合わせてお腹が膨らんだりしぼんだり


・大きく深呼吸

身体と心の変化を感じていきます。


➡︎次の活動へ


《子どもの様子》

•Kids yoga timeでは、海の探検隊になりきり、冒険をしてた勇敢な子どもたち。色々な魚との出会いや、自然を感じて、海から地上の浜辺へ戻ってくることができました。


•このように、遊び心を持って、想像力を働かせならが、緩急を意識して、身体を動かしていきました。「感情」「呼吸」「姿勢」にこれらを通して、寄り添えた時間になったのではないでしょうか。五感を使って、子どもたちは、身体を連動させていき、気持ちも解放していきました。


•夏休みは、楽しいことがたくさん、そして宿題も。忙しい日々を送る子どもたちにとって、この時間が、少しでも休息の時間、一呼吸置けた一つの場所になっていたらと嬉しいです。





【Mindfulness Art activity time】


一日目


絵本:てん(Start with a dots)

活動 : 点で、一人ひとり自分の花火を描いてみよう!(固形水彩絵の具/ブラシ使用)


・最初は何もない真っ白な紙から、点で花火を描いていくプロセス(過程)を味わっていきます。ひとつ、ふたつ、点を描くことを続けていく子どもたち、それぞれの子どもが紙に描いた花火が打ち上げられる瞬間を見上げることができました。


•ブラシを振って点に躍動感を出してみたり、細かく小さな点大きい点を描けるように強弱をつけながらブラシを使ってみたり、このようにたくさん工夫して描いている姿がありました。


•集中する時間、時に友達とお話しをしながら進めて行きます。このように、物事は、小さな点、はじめの一歩から、それが色んな形となり物事が繋がっていく様子、このアクティビティーを通して、Connecting the dotの想いを込めて、このように表現する時間を作りました。


《子どもの様子》

途中経過の作品の写真を、印刷をして子どもたちに渡した時のできごとです。


•「もっと、僕は点を描いたよ!この写真じゃない」と伝えてくれました。そうすると、隣の子が「私もそうだったよ、それは途中の写真だからね!」と。


•「サインをして」という絵本の中でのフレーズ。子どもに作品を描いた後に、私からも「サインをしてね」とお願いをしました。すると、日本語、英語で、自分のサインを書いてくれました。次の日のパズル制作でも、自ら「サイン書くね!」と伝えてくれました。一日目のできごとの点と点が繋がった瞬間です。


《Story》

•私自身、ニュージーランドで保育士(ECE teacher)として働いている時に、現地で旅をする中で、美術館のギャラリーコーナーで「てん/Start with adots」「In my heart」の絵本に出会いました。今回、行ったアクティビティーのアイディアも日本やニュージーランドで学んできた点と点が繋がり、こうして子どもたちへ共有することができているという物語があります。


二日目


絵本 : In my heart

活動 : 自分の気持ち/感情のパズルを製作しよう!

・気持ち(感情)をテーマにした、絵本を読んだ後に製作を始めました。


•カードに書かれている気持ち(感情)を選び、どんな時に、その気持ち(感情)になるのかを書いていきます。「字は、日本語でも英語でも、どちらでもいい?」との質問がありました。子どもたちが書きたい字で自分の気持ちを表現することや積極的に、活動をしてくれている姿がありました。


•工夫をしながら自分だけの、気持ちパズルを製作していきます。私たちの、気持ち(感情)ひとつ一つには、役割があり、それらを今回パズルで合わせるとすべての感情が繋がるという意味合いも込めてパズルで表現をしてみました。


キーポイント: Show and tell time 

•発表したい「気持ち」を一枚選び、参加している友達の前に立ち、それを共有していく時間です。


•発表したい子やそうではない子、反応は様々でしたが、最初は共有しないと言っていた子どもが、自ら手を挙げて、発表してくれることになりました。


•センシティブな内容だからこそ、一緒に遊び心を持ちながらパズルを製作し、周りの子どもたちと一緒に行っていくことで、ひとりではないと感じることができたのではないでしょうか。このように、流れにまかせてクラスを展開していくことで、安心を感じ、子どもたちが製作をしてくれた時間はかけがえのない瞬間だったと感じています。


•ちょうど、感情をテーマにした映画の続編が公開されることもあり、私たちの気持ち(感情)を、より身近に感じることができるタイミングであることを嬉しく思いました。





【Teacher’s mental health / Well-being 先生たちのメンタルヘルス/ウェルビーイング】

•子どもたちと過ごす中で、心掛けたことが大きく分けて2つほどあります。


◯一つ目は、Kids yogaやアクティビティーを伝える側として


子どもたちの前で歌やヨガなど行う際、緊張をしますが、マインドフルネスのアクティビティーを通して、子どもたちと一緒に呼吸を整える時間があり、私自身も子どもたちも自然と気持ちが落ち着き、呼吸を合わしていくことで一体感が生まれていきます。


このように、意識をして一緒に歩幅を合わせいくことでその場がとても心地良く循環した空間になっていくプロセス(過程)を感じています。


◯二つ目は、アシスタントの先生とのコミュニケーション


•事前に行うことや大切にしていることを共有し、相手を信頼して声を掛け合い、支え合うことができたと思います。(信頼モデル)お互いにエンパワーメントし合いながら過ごしていくことはとても重要で、よりその場が明るくなり、安心感のある環境になっていくと感じました。


2star1wish:良かったことを二つ、次改善できそうなことを一つ伝え合いました。そのお陰で、モチベーションが高まる感覚がありました。


中学校の英語の教師・Kids yoga講師でもある、あゆ先生にアシスタントをしていただきました。ありがとうございました。


キーポイント:この二つがあったことで、私自身、子どもたちの様子を冷静に見る事ができ、怪我や危険なことが起きないように回避できたと思っています。


【Mat time /マットに集まり】


・五本指の呼吸(今回は、手を波に見立てて呼吸)


・輪になって、両隣の人と手を合わせて拍手、手を上げ下げ、身体も一緒に上げ下げ、協力しながら行っていきます。


・頑張った自分たちに拍手を、そして大きなハグをします、そして一緒に過ごしたみんな全員に拍手をしてSummer classを終えることができました。


《子どもたちの様子》

•一人の子どもが覚えた歌を歌いながら荷物の整理をし始め、他の子どもたちもそれを聞き、歌い始めます。その後、笑顔で帰宅して行く姿を見る事ができ、とても心に響きました。嬉しかったです。


•今回Kids yogaの時間が、子どもたちにとって少しでも、心と身体の繋がりを感じ、夏休みの一つの思い出になってくれていたら幸いです。暑い中、参加して下さったことに感謝の気持ちでいっぱいです。


【最後に】

Summer schoolにて、Kids yogaを引き受けて下さった、さくらインターナショナルスクールさん、マインドフルネスアクティビティーやKids yogaのサポートをして下さったがっこうヨガの先生、これまで様々なサポートして下さった方々に感謝の気持ちを込めて。


私の大切にしている3つ軸の言葉を添えて、終わりにしたいと思います。


Be playful, Be creative, To enjoy freedom simply 


記事を読んでくださり、ありがとうございました!


(レポート及びクラス実施  がっこうヨガ会員 松戸 美幸)




閲覧数:65回0件のコメント

コメント


bottom of page