この度、代表理事太田千瑞が、青森県八戸市江陽小学校にて行ったヨガ授業の様子について、デーリー東北の取材を受けました。
当日は、北国の冬らしく雪の舞い散る中、暖房の音がゴーゴーと鳴り響く体育館で行われました。
子どもたちの様子や男女差を加味して、事前に学校側が組み合わせた学年・クラスにて実施致しました。元々、担任の先生が「イラスト版子どもの発達サポートヨガ」(購入はこちらから)やがっこうヨガ推進委員会のYoutube(チャンネル登録はこちらから)を参考に教室でも導入されていることもあり、ヨガ授業を子どもたちは楽しみにしていました。
「ヨガの大切なことってなんだろう?」という問いかけに、「呼吸!」と手を挙げる高学年の児童もちらほら。すぐに胡座座で背筋を正す児童も。
「雪の音を集めてみよう」と音あつめメディテーションでは静寂に包まれたり、ペアポーズでは、主体的に「3人組でもできるかな?」「〜さんも呼んでやってみよう!」と大盛り上がり。集団は苦手なタイプの子どもも先生たちと一緒に呼吸にチャレンジするなど、それぞれ参加の仕方は自由で豊かであることを改めて教えていただきました。
始めは恥ずかしそうにしていた生徒が呼吸やバランスポーズをしていくことで、ヨガの空間に慣れてきていました。木のポーズでは楽しそうに笑いながら声を出していて、さらにペアポーズになると相手とのつながりを大切に行っていました。三人でバランスをとるグループも見られ、それぞれが自分たちのペースで進めていて、普段から仲の良い様子も窺えました。ヨガの途中、後方に居た生徒がストーブの前でくつろいでいて、先生の手を引いて遊んだり、自由に動き回る場面もありましたが、自分のタイミングで積極的にチャレンジする場面もあり、先生方のご協力の中で子どものモチベーションに合わせて授業を進行することができました。
体育館全体が盛り上がりガヤガヤし始めた頃に合わせて、自分に意識を向けるインストラクションで徐々に静かに集中していく様子が見られ、最後は全員が静かな状態になりましたた。
最後の休息のポーズのインストラクションでは
「リンゴって知ってる?カバンって知ってる?私って知ってる?私の体のお腹はどう?」と質問を投げかけながら、外側へ向いた意識を少しずつ内側の自分へ向ける流れがスムーズい行われました。この流れがあることで、体の内側(お腹や気持ち)の感覚が、わかりやすくなると体感できました。また、友達の呼吸を自分の体で感じること、意識を向けることで、他者への理解や思いやりにも繋がっていくと授業を通して感じられました。
クラス全体の流れが心地よく、休息のポーズ(シャバーサナ)後の児童達の表情の穏やかさが印象に残りました。
(レポート担当 がっこうヨガ会員 後藤)
子どもたちの感想は、このようにまとめて掲示され、<がっこうヨガ>の学びを継続的に広げていただけていました。
子どもたちの感想(一部)
「きもちを整えるのに、やろうと思います」(小6男子)
「ずっとできるか心配だったけど、できたし、ならったヨガをおぼえたいです」(小5男子)
「ゆびの、すぐにできるやつが、すぐに落ち着かせるやつも教えてくれてありがとうございます」(小3女子)
「心の音もなって、心があたたかくなった」(小3男子)
「よがたのしかったです、ぼくもよがきょうしつの先生になりたいです」(小3男子)」
「ヨガがこんなに楽しくて、やりやすいなんて思いませんでした、またきてください」(小6女子)
「左手がのびた気がして、ヨガってすごいなあと思いました」(小6男子)
「ヨガはとても楽しいし、リラックスできてとても良いな〜と思いました」(小4女子)
「ヨガは心がキレイになりますね」(5年女子)
がっこうヨガ推進委員会では、「学校保健委員会」「家庭教育学級」「体育・体つくり運動」「保健・心と体のつながり」「教育相談」等における、授業としてのヨガやマインドフルネスのあり方を研鑽し、各現場で届けております。
研修依頼はこちらから
過去開催の講座はこちらから
教室で取り入れやすいチェアヨガ
2分間で、リフレッシュできる朝の会ヨガ
Comments