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小金井市立第二中学校特別支援学級 授業報告

 この度、代表理事太田千瑞とがっこうヨガ会員宝蔵寺、寺中が訪問し、出前授業をおこなしました。



○生徒の様子


 生徒の多くは、”ヨガが初めて”ということで、ソワソワと落ち着かない様子でした。 

今から何が始まるんだろうという期待と不安が入り混じった空気のように感じました。 しかし、太田先生からの投げかけに対して、生徒たちは積極的に発言して参加をしてくれました。

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○ストレスマネジメント授業


 

「ストレスはどこにある?」という質問に対しては、“頭や胸のあたり”という発言がありました。 「ストレスは良いもの?悪いもの?」という質問には、“悪いもの”という回答が多くみられました。 今の心と体はどんな感じなのか、ワークシートを活用して個々に記入しさせることで、自分の心身を客観的にみる練習につながります。また、自身の気持ちや感覚に気づき、調整することにも繋がると思いました。


 太田先生より、研究から示されている、「ストレスと仲良くする様々な方法(たくさん笑う、脳を休める、ヨガ、マインドフルネス、瞑想など)」を生徒たちへ伝えました。突然ヨガに入るのではなく、動機づけを高めたり、ストレス対処方法としてヨガがあるという学びができたりするのががっこうヨガの大切にしていることと改めて学びました。


 ヨガが身近ではなく、知的障害を持つ生徒においては、自分ごととして深めるためにとても重要な導入場面だと思いました。実際にお腹に手を当てたり、頭を触ってみたり、周囲の様子を伺ったりと主体的に参加する態度が早々に見られていました。



○チェアヨガ


 正しい座り姿勢の確認や背骨のありかを探す問いかけには、先生方含め、子どもたちがどよめき、足の裏をつけ背筋を伸ばして座る基本的姿勢の難しさ、大切さを私自身も感じました。足裏を床につけるのが苦手、背中が丸まったままの生徒がほとんどでした。特別支援学級の生徒をしっかり観察する機会が初めてでしたので、体の学びにもつながりました。

 障害の特性、言葉の指示からボディイメージを持ちにくいと伺っておりましたので、一人ひとりに声をかけ、アシスタントとして、机間指導もさせていただきました。細かな動きが必要な場面では、太田先生の横に立ち、ヨガポーズを見せることも行わせていただきました。しっかり注目して熱心に行う生徒の姿にとても感動しました。


 体と意識をつなげる動きや様々な呼吸法、ポーズを実践していきました。初めての体験で感覚が掴みにくかったかもしれませんが、皆さん興味をもって積極的に参加されていたのがとても印象的でした。


 チェアヨガ後の感想シェアでは“クマの呼吸をした時に、保護者にトントンされた赤ちゃんの頃のことを思い出した”という感想がありました。気持ちを和らげるという狙い通りの反応で呼吸法の有用さを実感しました。 


 ★おすすめのチェアヨガ★




○マットヨガ


 後半は、体育館に移動し、マットを使ったヨガをしました。


 マットを敷くという『自分の居場所を自ら選び整える』 という行為は生徒たちのこれからの人生において必要なスキルにつながる様に思いました。また、『その場にいていいんだよ』という安心感もあるように思いました。この安心感と『「周りと比べない」というヨガの考え方は、思春期ならではの孤独感を持っている生徒や集団に参加することが苦手な生徒においてはとても重要だと思いました。 


 前半のチェアヨガで、呼吸の大切さやタイミングを理解しており、ウォーミングアップができていたことと、場所を変えたことで気持ちが入れ替わったのもあったためか、前半よりも 指導に対して、かなり集中して個々がそれぞれのペースで体と向き合っている様に感じました。バランスポーズなど、ダイナミックなポーズも加わり、寒い日でしたが、じんわり顔が火照っていた生徒もいました。


 アシスタントとしては、生徒に対して言葉のみでアジャストすることに対して、私は難しさを感じました。けれど、そんなことよりも、初めての体験における戸惑いを持ちながら、取り組んでいる生徒たちを見て、個々の体と向き合うという試行錯誤しながら自己を理解していくのがヨガの大切な過程だと思い出させていただきました。



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 最後の方には背丈が同じくらいのメンバーでグループになり、 ペアポーズをしました。生徒たちはお互いにコミュニケーションをとりながらチャレンジしていました。私も生徒たちに加わらせてもらいましたため、心から楽しかったですし、輪に入ることが苦手な生徒が他の生徒に声をかけられたことをきっかけに活動に参加する場面が自然に発生したこともあり、ペアポーズの意義を存分に実感しました。 大人側が意図的に誘わなくても、ヨガの穏やかな雰囲気や生徒の前向きな姿勢が集団の力を高める瞬間を見させていただきました。



★おすすめのマットヨガ★





○子どもたちの変化


 教室に戻ってからは個々に好きなポーズや感想を書いたり、授業前後の体の様子を比べたりしてふりかえりをワークシートに記入しながら、まさに内観する時間を過ごしました。


 マットヨガの感想のシェアでは、木のポーズの時に上に伸びる感覚が欲しいのに横にぐらついて しまったという感想を聞き、この短時間でそれぞれが自分の体と向き合ったり何かの気づきを得られたことが伝わってきました。


 授業終わりの挨拶時、生徒たちは体に新たな感覚が入ったのか、足を床につけ背をピンと伸ばし静かに座っていたのが印象的でした。 

 

 最後に参考資料やワークシートを学級に贈呈し、継続的な学びの大切さや生徒についての情報共有、受験生へのエールなどを行なって充実した2時間の授業が終わりとなりました。

 

今日の体験や出会いが生徒たちの今後の心身の支えとなればとてもうれしいです。


 (レポート作成 がっこうヨガ会員 宝蔵寺)




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