日本体育科教育学会にて「小学校体育におけるヨガ導入の意義」発表
- gakkouyoga
- 6月29日
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代表理事太田千瑞が筆頭発表者として、日本体育科教育学会にてお茶の水女子大附属小学校和氣教諭とともにラウンドテーブルにて発表して参りました。
小学校体育にヨガ導入するにあたり、副題としては、「〜自己感覚の涵養と身体規範の再構成に向けて〜」という観点を取り上げました。
代表理事太田より:
①がっこうヨガとは何か
②がっこうヨガが目指す未来
③ヨガの心身統合的な健康をどのように子どもへ伝えるか

といった説明の後、和氣教諭より、「パフォーマティビティ」と「規範的身体図式」をキーワードに、<なぜヨガなのか>をご発表いただきました。
子どもたちの様子を示した動画、ワークシートから得られた感想の紹介、そこからみられる結果と考察を再び代表理事太田より解説し、自己意識=身体意識から広がる、自己理解と他者理解に加えた「仲間意識」についてご説明いたしました。
その後は、チェアヨガやペアポーズ、パートナーワークを経て、どこまで自分と他者を信じられるか、汲み取れる時間、話になって静かに音を聞いていく時間をとりました。
質疑応答では、ヨガ指導は高い専門性が求められるが、どのように導入していくのか活発な意見交換であったり、「これまでのヨガのイメージとは違う」といったご感想を頂戴しました。

体育担当教諭がヨガ指導を継続的に行うこと、ヨガ資格保有の指導者が定期的に授業を担うことへのハードルは高いものの、”意義”については明確になってきました。一方で、やはりねらいと目的の設定、児童観と単元や体つくり運動へつなげる難しさ、評価・評定のあり方は、今後多くの議論が必要です。
発表後は、教職課程への導入など、未来の体育教育のあり方を考える良い時間もあり、非常に有意義な時間となりました。
永続的に導入していく難しさはありますが、「体育に導入する意義」についてさらに模索しながら、より良い形を検討して参りたいと考えております。

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